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日経流通新聞 2006.7.19号にサンベルクスが掲載されました。

2006.07.19
日経流通新聞 2006.7.19号

「売る技術 光る戦略」
サンベルクス、店長向け統一研修 出店攻勢担う人材育成

食品スーパー「ベルクス」を運営するサンベルクス(東京・足立区、鈴木秀夫社長)は店長を対象に、店員への指示の出し方など店舗運営ノウハウに関する研修を始めた。新規出店ペースが上がるにつれて、経験の浅い若手社員が店長に就く例が増え、店舗による売り上げの格差が目立ち始めたからだ。このため店舗運営ノウハウを全社で共通化し、店長の能力向上を進めている。
 四月末の木曜日。同社の本社会議室に全十八店の店長が顔をそろえた。講師を務めるのは人事コンサルタント会社、コーチ・エィ(東京・千代田区)の社員。店長たちに配られた「コーチング」の資料には聞き慣れない四つの単語が並んでいる。
 「コントローラー」「アナライザー」「プロモーター」「サポーター」。部下の性格や特性を四種類に分類し、それぞれに仕事上の指示を出す際の注意点まで細かく記されている。
 サンベルクスが店長向け研修を始めたのは今年四月から。二十歳代後半から三十歳代前半の若い正社員が店長に登用される店が増えたことで、様々な問題が出てきたからだ。その多くは店長から部下への指示。例えば、若い店長がベテラン社員に気後れして、はっきりと指示できず、本社の意向が現場に浸透しないこともあったという。
 二〇〇六年二月期までの五年間の店舗純増数はわずか三店だが、今後五年間で十二店の出店を目指している。店長研修は出店ペースに合わせて人材を育てる試みであり、地場の中小チェーンからの脱皮を目指す布石との位置づけだ。
 開始から二ヶ月、早くも効果が出始めた。小さな店舗の中でさえ目立った「縦割り」の弊害が崩れ始めたことだ。
 千葉県柏市の「ベルクス豊四季店」では総菜売り場のすしネタに鮮魚部門が仕入れた魚を使い始めた。従来は横のつながりがほとんどなく、同じ店舗内にもかかわらず、すしネタは総菜部門が独自に仕入れていた。
 仕入れを一本化したことでコストは約三割削減できた。魚が店舗に届いてからおろすため、鮮度も向上し、七月に入ってからすし売り上げは前年比一〇%増で伸びているという。
 従来は希薄だった部門間の横のつながりを演出したのは、本部で研修を受けた五十歳代の店長。研修で学んだ部下の分類法を基に各部門の責任者への接し方を改めて見直したところ、鮮魚部門の責任者は上司の強制を嫌うことがわかった。
 そこで一方的な指示に終始していた従来の接し方を変え、店長が「聞き方」に徹し、総菜部門にも魚を回すよう粘り強く説得した。
 サンベルクスは今後、店舗でパート社員の教育にあたる各部門の「マネージャー」約七十人も研修対象に加える。従業員の約六十五%を占めるパート社員のやる気向上につなげ、店舗の競争力を高める狙いだ。(村田篤史)

  特徴 対人関係の特徴
コントローラー 行動的で自分が思った通りに物事を進めることを好む。チャレンジ精神が旺盛 自分のことをコントロールしようとする人には反発する。
アナライザー 計画的に行動することを好む。物事を客観的に見るのが得意。完全主義でミスを嫌う。 対人関係も慎重で、孤立してもあまり苦にならない。
プロモーター 好奇心が強く、自発的に行動するのが得意。その一方で、物事に飽きやすい。 社交的で、よく人と話す。他人のモチベーションを上げるのが得意。
サポーター 人を援助することを好み、協力関係を大切にする。人から認めてもらいたい欲求が強い。 他者の気持ちに敏感。気配りがある一方で、相手との対立を避ける。

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